市川道場 冬季審査会
2008/12/14(日)
「桜井道場 」

 12月14日、桜井道場にて冬季審査会が行なわれ、総勢約130名の道場生が上の帯を目指して審査会に挑みました。
 少年部の初級クラスが集まる午前の部では、受審者、見学に訪れた保護者の方々で広い道場が狭く感じる程でありましたが、一人の気合が周囲を刺激し(自分も頑張るぞ!)とお互いに刺激し合って段々と覇気が出てくるようでした。
「普段と同じようにあまり気負わず審査会に取り組んでください。」市川雅也師範のお言葉通り、基本、移動、補強と審査が進むにつれ皆いつもの自分を取り戻し、最後の組手では伸び伸びと力強い動きで稽古で培った力を精一杯出し切って午前の部は無事終了しました。
 休憩をしばらく挟み、続いて道場へ集まってきたのは気迫たっぷりの一般部と上級クラスの少年部達。寒さと緊張、それに加え審査内容はそんなに甘くないと察してか道場に着くなりアップを始めていました。
 午後1時半から審査が始まり、各30本ずつの基本が終わると既に体には滝のような汗が流れ、皆の審査に懸ける想いが伝わってくるようでした。やがて至難である補強の審査に入り、最初の一般部の規定回数は腕立て、腹筋、ジャンピングスクワットを正確に50本。
「皆さん、これからきつくなってくると何かがポキッと折れた音が聞こえます。これは絶対に聞いてはいけない音です、それは何でしょうか。」
市川師範からのご質問に一人の道場生が答えました
「押忍、心の折れる音です!」
 例え体がついていかなくても気持ちは絶対に諦めない、受審者の道場生達はそれを実践していきました。試合とは違い相手に勝つのではなく自分自身に克つ、多くの道場生が最後の最後まで頑張っていました。その後の型、組手と体力は段々と消耗しますが、周りの声援と自分自身へのハッパで気迫は更に増して審査は進んでいき、一級に挑戦する藤井二級・中西二級・宮本二級による5人組手も上級の対戦相手を前に臆することなく最後まで攻め続け、見事全員が完遂しました。
  最後に市川師範より「皆さん本日はお疲れ様でした。今日の頑張りを空手だけに活かすのでなく、皆さんの日常生活にもぜひ活かしてもらいたいと思います。審査の結果は直にでますが、見事昇級された際には今まで以上に責任感をもって努力、精進するようにして下さい。」とご挨拶を頂き、市川道場冬季審査会は全日程を終えました。
 来週の日曜日もこの桜井道場にて稽古納め・お餅つき大会が開かれます。今年一年を締めくくり、よい年末を迎えられるよう皆さん積極的に参加しましょう!


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