第4回 市川道場錬成大会

2010/7/4<日>
「奈良市中央第二武道場」


 2010年7月4日。奈良市中央第二武道場において第4回市川道場錬成大会が開催されました。
 当日は朝から湿気の多いむしむしとした天気。しかし会場内は100名を超える選手の熱気につつまれ 大勢の観客が見守る中、戦いの火蓋が切って落とされました。
 試合経験の多い上級者から今回が初出場の白帯までが熱戦を繰り広げ、各階級の決勝進出者が出揃いました。入賞の常連選手だけでなく、その顔ぶれは様々です。試合結果も悲喜こもごも。入賞経験豊富な選手のまさかの敗退や今回ついに初優勝を果たした選手まで。その試合内容も非常に見応えのあるものでした。そんな中、大会のメインイベントともいうべき、一般の部の決勝戦が始まりました。前回の優勝者エドワード・パツィ選手対中井裕次郎選手。両者共、春に行われた外部試合で優勝を遂げており、また普段は同じ道場でともに切磋琢磨する仲だけに両者の意地がぶつかり合う好試合となりました。両選手の上段廻し蹴りが交錯する激しい撃ち合いは決着がつかず延長戦へ。延長戦が始まるとパツィ選手の突きが徐々に中井選手の胸元を捕らえ、ここで試合が一気に傾き始めます。果敢に突きで攻めるパツィ選手と防戦に回り始める中井選手。ここで試合終了。エドワード・パツィ選手が二度目の優勝を成し遂げました。普段から市川道場を応援して下さっているご来賓の方々や選手や道場生に祝福されるパツィ選手。
閉会式での市川雅也師範の言葉にあった「勝ってかぶとの緒を締めよ」の言葉通りこれからも精進する事でしょう。
錬成大会では恒例の作文コンクールの表彰式も行われ、先日、新聞でも取り上げられた様に、試合だけではない市川道場の活動内容を道場外の方に知って頂く機会となりました。
 また市川師範が選手のみんなに「皆さんの今日の活躍の陰には、大勢の大会スタッフの力がある事を忘れないで下さい」というお話をされたように沢山の大会スタッフが大会前から大会終了後まで今大会を支えてくれました。本当にありがとうございました。


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