第7回作文コンクール入賞作品

小学5年生 


最優秀賞 寺戸 奏翔
優秀賞  武田 陸人
佳作    堀木 睦生
       矢作 諒
       西村 有理亜


『リーダーシップ』 広陵道場 小学五年生 最優秀賞 寺戸 奏翔
ぼくは、今年から広陵道場の少年部の中で一番帯が上になりました。なので、後輩に教えたり、導いたりすることも多くなってきました。しかし、こんな教え方でいいのか、自分は出来ているのかと思う時も多くなってきました。
そんな時、まえにやっていたならいごとでならった孔子という人の論語という話を思い出しました。その話に書かれていたことにリーダーに必要な資質について書いてありました。
一つ目は強い責任感と実行力です。
どんなことでも、リーダーや上の立場の人は責任感を持っていると思いますが基準より多く持ち積極的に実行することが大切だと思います。
二つ目は、他者を公正に評価することです。
どんな人にも同じ様に指導することは当たり前かもしれないけど当たり前のことを出来ていない場合もよくあるのでしっかり覚えておいた方が絶対いいと思います。
そして三つ目は思いやりです。
思いやりはやさしさだけでなくきびしく注意をしたりすることも思いやりだと思います。
この三つのことを、意識して自分を見限らないでプラス思考で自分を磨いていけば後輩に尊敬されるリーダーが成り立つと思いました。
そしてリーダーはいろいろな人に支えられていることをわすれてはいけないと思いました。
それから、ものごとに真剣にとりくみ、くじけずにやり通し、まごころをもってものごとを行うと自然に理想のリーダーになれると思います。
これからも、このことを意識して、みんなをまとめてやさしく、でもきびしくしていきたいです。

『リーダーシップ』 広陵道場 小学五年生 優秀賞 武田 陸人
僕は5年生。帯は緑帯の線。広陵道場に在籍している中で、学年を無関係にすれば、上から二番目の先輩となる。つまり、それほど責任が大きいと言うことだ。
僕が広陵道場に在籍してから5年が経っている。その中には、審査で合格した、試合で3位を取った等、うれしい事はまだまだある。うれしい事より、悲しい事の方が多数あるような気がする。泣かされた、試合で1回戦で負けた等、たくさんある。「こんなこと、もう二度としたくない。逆に相手を泣かすつもりでやってやろう。」と思ってからは、再び泣かされることはなくなった。
僕はもう先輩。しかも、帯としては一番上だ。ということは、後輩達に情けないところなんて見せられない。逆に、情けないところを見せたくなんてない。そう思いながら、毎回稽古に励んでいる。
稽古をしていると、毎回思う。
「この子、頑張っているな。」
とか、
「この子、真面目に稽古しているのかな。」
とか。
「負けてたまるか。」
なんて思ったりもする。
それは、本気で負けたくないから。
僕は空手で優勝したい。その夢をかなえるために、一所懸命がんばり、一歩ずつ、1ミリずつでも前へ前へと進んでいく。

『リーダーシップ』 大宮道場 小学五年生 佳作 堀木 睦生
ぼくは、近所の子たちといっしょに学校に行きます。
ぼくたちがちいさい時は6年生の人が前を歩いてくれて、みんながまとまって6年生の人のことをよく聞いて行動していました。
ぼくは、その6年生のことをそんけいしていました。
ぼくが4年生になったとき、6年生がぬけて新しい1年生がやってきました。リーダーの役をするのがぼくになりました。
でも、僕がリーダーになった時、1年生の子たちはぜんぜんぼくの話を聞いてくれません。
その話を家族に話すと
「じぶんがしっかりまとめようとしてないから。」
と言われました。
ぼくはずっと、
「1年生がいうことをきかないから悪い。」
と思っていました。
でも、両親たちに言われて気付いたのと、6年生がしてくれたことを思い出すと自分の行動が変わり、1年生たちに伝わったのか、少しずつ聞いてくれるようになりました。その時に、リーダーシップをとっていた6年生たちの気持ちがわかりました。
ぼくが中学生になるまでに今の1年生たちがリーダーシップをどうやってとるかを覚えてくれたらうれしいです。

『ぼくにとってのリーダーシップ』 大宮道場 小学五年生 佳作 矢作 諒
ぼくは、みんなのリーダーになるのが少し苦手です。けれど、みんなをまとめたい、みんなをひっぱっていきたいという気持ちはあります。なので、今年、学校の委員会で5年生のけい示部の副部長になろうと思います。けい示部とはしょく員室のけい示版に、季節ごとにみんなが楽しくなるような絵をはったりします。今月は、部のみんなと考え、こいのぼりを描いてはりました。
副委員長になるという事は、委員長と共に協力してみんなをまとめ、委員会がスムーズに進むようにする役わりがあります。しかしぼくは、みんなの前で発表するのが苦手です。みんなの前に立つと何を言えばいいかわからなくなるからです。今回副委員長になることでぼくの何かが変わると思っています。これからは、副委員長として人前に立ってもはずかしがらずに話をし、リーダーとしてみんなが楽しく委員会に参加できるようにしていきたいです。
リーダーシップをとるという事は、みんなの意見を聞き、まとめていくことだと思うので、みんながぼくについて来てくれるような行動をとっていきたいと思います。

『リーダーシップ』 大宮道場 小学五年生 佳作 西村 有理亜
私は、4月から少年一部のリーダーになりました。リーダーになる前は、前のリーダーを見てきて、「かんたんそう」と思っていたけれども、実際になったら、きんちょうして、小さい声しか出ないし、とまどったり、まちがったりといろいろなミスをしてきました。でも次のけいこでは、同じミスをしないように気をつけています。
学校の日直や当番などはじゅん番に回ってきて、クラスのみんなやほかの組の人たちにも回ってきて、さいしゅうてきに、みんながけいけんできることだけど、空手のリーダーはみんながみんなけいけんできることじゃないと思います。リーダーをけいけんしないで上へ上へ上がっていく人もいるし、リーダーになって上がっている人もいます。なのでその人たちの分までリーダーとしてがんばっていきたいと思います。
そして、そのけいけんを学校生活でもいかしていけたらいいなあと思います。